top of page
検索

ありがとう


本日の担当は、川本正秀です。

先日、友人たちと「新年度会」を行いました。


みなさんは、新年度の区切りとして、歓送迎会などしましたか?

そのうちの一人がよく言います。

「職場に、何かというと『すいません』という人がいて、気になる」

「どうして?」

「なんか、いつも謝罪されているような気がするんだよね」

「謝られるようなことされたの?」

「いやいや。口癖のように、しょっちゅう使うから・・・・」

確かに、「すみません」という言葉は、街中でもよく聞くことばです。

気になるので調べてみました。

「済む」という言葉には、「物事が完了する」、「問題が解決する」、「○○に満足する」、「他人に対して言い訳が立つ」といった意味があります。

「済む」を打ち消すと、「済まない」から「すみません」「すいません」となり、謝罪の気持ちを表すということです。

しかし、友人が言うように、「すいません」が使われるのは謝罪の場面だけではないですね。

例えば、飲食店などで料理の注文をするときには、手を挙げて店員さんに「すいません」と呼びかけます。

また、エレベーターに乗るとき、扉を開いて待っていてくれる人に対して、「すみません」と感謝することもあります。

なので、「私の気が済まない」という意味から、呼びかけたり感謝するときに「すいません」を使うのはそれほど変ではないですね。

日本語は、あいまいなことばだと言われます。

英語で考えてみると、謝罪は「I’m sorry」、感謝は「Thank you」、呼びかけや依頼は「Excuse me」とはっきり分かれています。

この「すいません」のように、多くの意味を持つ言葉であれば、受け手が判断しなければならない言葉だと意識する必要がありますね。

使いやすい便利なことばであるがゆえに、相手に誤解を生じないように使うことが大切だと感じます。




特に、感謝をする場合は、ぜひ「ありがとう(ございます)」を使いたいものです。

「ありがとう」と元気に声を出すと、言われた人の心も元気になるような気がします。

「ありがとう」と言える人は、心のストレスがたまらない人、と聞いたこともあります。

親しき中にも礼儀ありです。

まず、身近な人に対して自然に「ありがとう」と言えるといいなあ、と感じます。


閲覧数:32回0件のコメント

最新記事

すべて表示

おはようございます。 今日の担当は、柳原達宏です。 先日、親しくしている 北海道在住の方と お話しする機会がありました。 その方によれば、 日頃出かけるにも 一人に1台の車が必要な状況で、 そのガソリン代や維持費、税金など かなりの支出になるとのこと。 さらに北海道は冬の間の光熱費が ずいぶんかかるそうで(でしょうね!) 退職後の毎日を過ごすのに かなりの負担となっているようでした。 このところの

今日の担当は山村です。 5月も終わりますね。 疲れていませんか? 人前では元気に振舞っているけど、実は疲れている人が増えていると感じています。 そういう人にこそ、思い切ってゆっくり休んでいただけたら…。 そんなことを思いながらこのコラムを書いています。 さて、今日のコラムは、先日あった生徒との会話から。 (生徒の了解を得て、記載しています。) 「先生、今日の放課後は時間ありますか?」生徒に声をかけ

本日の担当は、川本正秀です。 過去の失敗などについて相談を受けることがあります。 「ささいなことで仲たがいした友人と疎遠になり、今も後悔しています」 「けんかして別れた彼氏のことを思い出すと、悲しくなります」 「試験に落ちて第一志望校に行けなかったことが忘れられない」 「仕事中、失敗したことをしばしば思い出して、情けない気持ちになる」 内容は様々ですが、過去の失敗や過ち、いさかいなどについて話す人

bottom of page