本日の担当は、川本正秀です。
以前、あるカフェで本を読んでいると、隣の方がスプーンを落とされたので、拾いました。
ついでに、通りかかった店のスタッフに代わりのスプーンをお願いしました。
隣の彼も読書をしていましたが、私が素早く対応したので、
「すいません。助かりました。ありがとうございました」
と丁寧に頭を下げられたので、会話が始まりました。
「いやはや年は取りたくないなあ、と思いますね」
「そんなことないですよ。だれでも、あることですから、年だけではないでしょう」
「あなたは、お若いからそうおっしゃるけれど・・・」
「どう見えているかわかりませんが・・・私、○○才です」
「え、私と〇才違いなんですね。へえ~」
「へらへら生きているから、成長が遅いのかもしれません・・」
少し話す中でこんな言葉が出てきました。
「元気で若々しく生きるために必要なことをご存じかな?」
「うーん、何だろう。教えてください」
「きょうよう、きょういく、ちょきん、の3つです」
「あれ、どこかで聞いたことがあるような気がしますね・・・」
「今日やる用事があること、今日行くところがあること、出歩けるだけの筋肉があること」
「私の親類の女性は90近いですが彼女から聞いたことがありますよ。とても元気で、その通りの生き方をしています」
「年寄りだからって、ご飯食べて寝てるだけじゃダメですからね。夢と希望をもたなきゃ、死ぬまで生きてるんだから・・」
二人で少し笑ったところで、彼はじゃあ、と席を立ちました。
出無精や孤独は、老化を早めるそうです。
何歳であろうとも、積極的に人と関わり、対話し、笑いあうことが大切だと感じます。
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