本日の担当は、川本正秀です。
湯船に入るとき,あなたは右足から?左足から?それとも頭から?
研修会などでときどき、こんな問いかけをします。
多くの方は、毎回ほとんど無意識だと答えます。
一般的に、私たちの言動はワンパターンになりがちで、思い込みや決めつけも多い、
というように話は進んでゆきます。
同じことを繰り返しやすいのは、考えなくていいことはパターン化しやすいからということでしょうか?
こういうのを「自動思考」ということもあるそうです。
たとえば、「男は人前で泣くものじゃない」とか「血液型A型は真面目だ」とか「イタリア人だからパスタやピザが好き」などなどで、ステレオタイプと言われることもありますね。
これらは事実だと、あなたは思いますか?
ところで、ChatGPTが登場しましたね。
いろいろな議論がありますが、あなたは何か考えましたか?
便利だから活用しようとか、安直に答えが入手できるのはよくないとか・・・
「21世紀は情報の時代」と言われ、さまざまな情報が世界を「見える化」しています。
しかし、便利さは不便さと裏表。そこに、虚偽はないのか、AI依存はないんか?と思います。
楽観的なデータの割合が多いAIは、出てくる答えも楽観的になりやすい、かもしれませんね。
結局、情報の取捨選択や正誤の判断は、すべてあなた自身に任されているわけです。
話を聞いていて「あれ、変だな」という違和感を感じたらあなたはどうしますか?
①「そういうこともあるよな」と思って黙っている?
②「なぜそうなんだろう」と自分なりに考えようとする?あるいは質問する?
③「みんなが言うからそうなんだろう」と気にもかけずに受け入れる?
④その他
最近の情報の傾向は、〇か×か、勝ちか負けか、好きか嫌いか、白か黒か、のように「二分割思考」が多いと感じます。
そんなにハッキリどちらかと言い切れるのかなぁ、と感じます。
しかし、同調圧力が強いなどの理由からなのか、「変な感じ」をあえて発言する人は少ないようです。
これでは、声の大きな人やたくさん発言する人の考えばかりで物事が決まりそうで、民主主義って何?、という声もあります。
今大切なことは、自分の感覚を大切にすることだと考えます。
情報の速さに流されず、違和感を感じたらちょっと立ち止まって、少し考えてみる。
そして、感じたことや考えたことを周りの誰かに話してアウトプットしてみる。
その上で、だれの責任にもせず、自分で判断する。
これが、「自発的に今を生きる」ということじゃないかなあ、と考えています。
考えることを放棄せず、対話することで確認する、というのがいいんじゃないでしょうか。
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