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客観的な意見

本日の担当は、川本正秀です。

 

あなたは、自分の子どもと進路などについて話すとき、どんなことを感じますか?

 

「自分の子だと思うとつい感情が入りすぎて、厳しめな話になりやすい」

「子どもの自主性に任せて、こまごましたことは言わない」

「自分の子どもと向き合うのは苦手だから、力まないようにしている」

「つい『いい人』になりやすい。優しい親と思われたいからかなあ」

関係性が濃いので、向き合って話すことをむずかしく感じる人が多いようです。

他人のことなら言えるのに、自分の子のことになると、りきみや言いずらさが先に立つようです。

 

甥っ子が大学4年になる前の正月、就職希望先を訪ねると、彼なりの答えが返ってきました。

「なるほど、そう考えたのか。これはおじさんの考えだけど、お前は公務員が向いているんじゃないかなあ、と思うよ」

私は、客観的に見て彼に向いているのではないかと思ってそう話しました。

民間企業を目指していたので、公務員関係の授業は取っていなかったそうですが、4年生になって急に公務員の勉強を始め、試験を受け合格したそうです。

 

翌年の正月に、公務員になろうと考えたことについて尋ねました。

「なんで、公務員になろうと思ったの?」 

「おじさんに、前の正月に、『公務員が向いているんじゃないかな』と言われたから・・・」

「へえそうなの、なぜ私の言葉で志望しようと思ったのかを教えてよ」

「だって、おじさんは、前にも客観的にいろいろ意見してくれたんだよ」

と、それまでに私が彼にした話をいくつかしてくれました。

私が忘れていたような話もあり、とても興味深く聴かせてもらいました。

そして、子どもは大人の話をよくきいているんだなあ、と感心し、背筋が伸びました。

 

弟はあまり細かいことは言わないタイプですが、近くにいるので感情的になる部分もあるのでしょう。

私は「親という責任」からちょっと離れて、違う視点から率直な意見が言えます。

やはり、親としての責任を背負えば、感情が先行してしまうかもしれませんね。

時には、私のような立場の人(斜めの関係?)の意見も参考になるかもしれません。

子どもは成長するにつれて、指示・命令されるよりも、考えるヒントを求めているように感じます。

だから、親以外の大人と話せる機会がいろいろあるといいなと思います。


 
 
 

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