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「ちょうどいい加減」で

4月6日
読了時間: 2分

本日の担当は川本正秀です。


「昭和レトロ」が話題になっています。

今ほど物はそろってなかったけれど心豊かな、いい時代でもありましたね。


「うちの子、何でも欲しいものを与えているのに勉強しないんです」

かなり以前ですが、相談にみえた方はこう切り出しました。

「部屋も与え、必要なものはすべて揃えて、勉強の環境は十分だと思います」

「へえ、そろっているんですね」

「そうなんです。なのに、やろうとしないんです。部屋も汚いし」

「どうしてかな。心当たりありますか?」

「叱らないからでしょうか?無理やりさせたいわけじゃないのに、なにが不満なんでしょうか?」


教育の名著『エミール』の中に次のような文章があります。

「子どもを不幸にするいちばん確実な方法はなにか、それをあなたがたは知っているだろうか。それは、いつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ」

子どもを叱らない、叱れない親が増えているようです。

「子どもに嫌われたくない」という思いが強すぎるのかもしれません。

しかし、しかるべき時にしっかり叱らないと子どもは罪悪感を体感できずに、「何をしても許される」とかん違いします。


痛い思いをあまり体験せずに大人になれば、問題が生じたときに自力で解決する能力は育ちません。

子どもが成長するにつれて、親は子どもとの距離感や関わり方を変えていく必要があります。

あなたと子どもの「ちょうどいい加減」は、その体験や試行錯誤の中で見つけていくものです。

世話を焼きすぎる親は、子どもを幸福にしないのかもしれませんね。

まあ、勉強ができるだけで生き残れるほど、甘い社会ではありませんが・・・


 
 
 

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